スマホにPCにテレビに運転。眼に必要な栄養分を食べ物から

受け取る情報の80%は眼(視覚)で受け取っていると言われている。生きていくうえで眼は、とても広い働きをしていると言えるだろう。

近視と遠視

眼鏡やコンタクトレンズで視力を矯正する必要がある状態。遠くのものがぼんやりしてはっきりと見えなくなる近視は、遠くのものを見るためのピントが網膜の前で合ってしまう屈折異常によって起きる。
新聞や本を読んだり、近くの字を読むのにシニアグラス(老眼鏡)が必要になる遠視はピントが網膜の後ろで合うことによって起きる。

眼の疲れ

テレビ、パソコン、スマートフォン、ゲームなどで眼を使う作業を続けていると、眼のひどい疲労が出て、本を読んだり細かいものを見る作業が続けにくくなる場合がある。

ちょうど疲れがたまっていたのかもしれないが、テレビでサッカー観戦をした後の眼の疲れは凄まじいものだった。ゴルフ中継も疲れやすい。

パソコン画面を見ることに関しては、眼がヒリヒリすることがあった。

小さいボールの動きや、複数の選手の動きをいそがしく見るからではないだろうか。

眼の疲労には、自覚できる眼の疲れ、痛み、かすみ、涙が流れる、充血など眼に現れる症状の他にも頭痛、偏頭痛、吐き気、嘔吐、首肩こり、気持ちが悪くなる、眼の疲れのストレスから出る心身の不調などがある。

眼の疲れ・視力低下の原因

眼のピント合わせの力(調節力)の低下毛様体筋などの筋力低下、眼疾患が原因など様々です。さらに心理的なもの(ストレスなど)が加わるとさらに、眼の疲れ・視力低下が強く現れる。

眼の疲労には

眼の疲労には栄養と環境を良くすること、目に優しく疲れないような照明に工夫すること、身体そのものを強くすること、リフレッシュ、楽しみを持つ、癒し、休養などが必要となる。

見ることに関係する目や顔の筋肉を、心地よい程度に、程よく動かしたり、温めることで疲れがとれる。休養、栄養をとること。
ブルーベリーが実っている

朝、家庭菜園の実ったブルーベリー

眼と栄養状態

眼は栄養状態と密接な関係がある。特に大切なのがビタミンA。網膜にある視紅(ロドプシン)という光を感じる物質は、ビタミンAから合成される。

ビタミンA不足 → ロドプシンができにくくなる
ビタミンA

ビタミンAが不足すると、光を感じるロドプシンができににくなるので、暗いところでは物が見えにくくなる。

ベータカロチンが分解されると、ビタミンAになります。

ベータカロチン(β-カロチン)

ベータカロチン(β-カロチン)には、目に良い色の濃い野菜に多く含まれている。

トマト、赤ピーマン、モロヘイヤ、ほうれん草、わらびなど野菜の多くには、ベータカロチンが含まれている。

ベータカロチンは、多くの野菜に含まれている。野菜を選ぶとき、買い物の時に実用してもらいたいので、ベータカロチンが含まれていない野菜、もしくはベータカロチンの量が少ない野菜をあげる。

ベータカロチンが含まれていない、もしくはあまり含まれていない野菜

大根の根部分(白い部分)、生姜、クワイ、レンコン、わさび、ゴボウ、落花生、ユリ根、緑豆もやし、もやし、マコモ、みょうが、白菜の漬物、にんにく(茎にんにくには含まれている)トレビス、たけのこ、玉ねぎ、チコリ、コールラピ、ザーサイ、カリフラワー、かんぴょう、カブの根部分(白い部分)、アーティチョークなど

ベータカロチンが少し含まれている野菜

ふき、へちま、とうもろこし、べいなす、つわぶき、そうめんかぼちゃ等

キャベツは種類による。キャベツのベータカロチンの量が多いか少ないかは判断が難しいところだ。

果物のおすすめ

果物でベータカロチンが多く含まれているものをあげると、プルーン(生でも乾燥でも)、バナナ(特に乾燥バナナ)

ミカンやグレープフルーツは、100%ストレートや濃縮還元であれば、ジュースからも手軽にベータカロチンを美味しく摂ることができます。

眼が健全に機能するのに必要なビタミンは、ビタミンAの他にもビタミンB1・B6・B12がある。

ビタミンAが足りていても、ビタミンB1・B6・B12が不足すると視力低下になることがありる。ビタミンB2の不足によって、充血が起きやすくなる。

ビタミンB1

ビタミンB1は、チアミン、サイアミン、アノイリンとも呼ばれ、ビタミンの中で水溶性ビタミン(水に溶け出しやすいビタミン)に分類される。

酵母、豚肉、胚芽、豆類に多く含有される。

ビタミンB2

ビタミンB2は、リボフラビン、ラクトフラビン、ビタミンGとも呼ばれ、ビタミンの中で水溶性ビタミン(水に溶け出しやすいビタミン)に分類される。

肉類、卵、牛乳、チーズ、ヨーグルト、葉菜類、全粒穀物等に含まれている。

ビタミンB6

ビタミンB6には、ピリドキシンとピリドキサール、ピリドキサミンがあり、ビタミンの中で水溶性ビタミン(水に溶け出しやすいビタミン)に分類されます。食べ物全般に含まれている。

ビタミンB6は抗生物質の使用により不足することがある。
ビタミンB12

ビタミンB12は、コバラミンの中の1種でシアノコバラミン、ヒドロキソコバラミンとも呼ばれている。水に溶け出しやすいので、水溶性ビタミンに分類される。

コバラミンには次の物質があります。

シアノコバラミン(代表的なビタミンB12)
ヒドロキソコバラミン(天然の形のビタミンB12)
メチルコバラミン(補酵素として機能するビタミンB12の1種でメコバラミンとも呼ばれている)
アデノシルコバラミン(補酵素として機能するビタミンB12の1種で、コバマミド、ジベンコザイドとも呼ばれている)

ビタミンB12を多く含む食品

比較的多いのが海苔、貝 、魚類の卵、肝臓。次いで魚類に含まれている。

赤貝、あさり、ホッキ貝、カジカ、もがいの缶詰、カツオの削り節、いくら、すじこ、たらこ、カタクチイワシの煮干し、きびなご、鮎の内臓、岩のり(素干し)、青のり(素干し)、あま海苔、牡蠣、しじみ、はまぐり、牛肉・豚肉・鶏肉のレバー(肝臓) 等に多く含まれている。

ビタミンB12が多く含まれている食品に比べると、あまりないのだが、ビタミンB12を手軽に毎日の食卓に取り入れることができるマイワシの丸干し、サンマなどは、日常的に食べると良いのではないだろうか。

辛子明太子のスパゲッティ

ビタミンB12が含まれている海苔と辛子明太子(たらこ)で作ったスパゲッティ

参考資料

目でみるからだのメカニズム 第2版 [ 堺 章 ]日本食品標準成分表2015年版(七訂)追補2017年