バレンティーノ・ロッシとYAMAHA YZR-M1 その10

バレンティーノ・ロッシは、2004年からYAMAHA YZR-M1に乗って、MotoGPに出場することにしました。

MotoGPに使用されるレーシングマシンの排気量は990ccでしたが、2007年から800ccになることが決まっていました。(2012年から1000ccになっています。デアゴ ロッシモデルYAMAHA YZR-M1は、2016年使用モデルなので1000ccのスケールモデルです。)

デアゴスティーニ
週刊 YAMAHA YZR-M1 バレンティーノ・ロッシ モデル

バレンティーノ・ロッシがヤマハ YZR-M1に乗って2年目のシーズン MotoGP2005(前半 R1~R8)を振り返ります。

モトGP2005の第1戦は、スペイングランプリ。ジベルナウの地元スペインです。ブレーキングでパスするロッシ。アグレッシブにコーナーにねじ込むロッシ。接触して弾かれてしまったようにコースアウトしてしまうジベルナウ。ロッシが優勝しました。

偏西風の影響のある中で開催された第2戦ポルトガルグランプリ。時に雨が激しく降っている場所がありました。
コーナーで路面スレスレまでマシンを倒す時は、膝ばかりでなく肘もスレスレです。
雨が激しくて、ブレーキングが難しい場面がありました。
ポルトガルグランプリが243戦目となるバロスが優勝しました。ロッシは2位、ジベルナウが3位でした。

第3戦、中国グランプリ。雨の中、水しぶきをあげながら走るというウェットコンディションで行われました。ロッシは優勝、ジャック(カワサキ)が2着に入りました。

蓮の花

第4戦のフランスグランプリ。ロッシがコースアウトして、戻っての立ち上がりにジベルナウがパスします。ラインをブロックするテクニックなど目立ちました。

3台のトップ争いとなりましたが、ロッシ(ヤマハ)が優勝、ジベルナウ(ホンダ)2位、エドワーズ(ヤマハ)3位という結果となりました。

第5戦、イタリアグランプリ。コーナーからの立ち上がりがうまくいかないと、次のコーナーで差されることがあります。
ロッシはブレーキングでしっかり止めて、曲げることのできるライダーです。類まれなところです。

タイヤの消耗が勝負の分かれ目になります。タイヤのスライドなどが見えました。

9万人の観客の中、ロッシがポール・トゥ・ウィン1)最も有利なスタート位置ポールポジションからスタートして1位になることを飾りました。

第6戦、カタルーニャグランプリ。メランドリのブレーキングでのスピードの落差に、ジベルナウがメランドリのマシンのリアタイヤに接触、はらんでしまいます。
ロッシがサーキット新記録(2005年)を出すなどして優勝しました。

第7戦、オランダグランプリ。日本の中野真矢(カワサキ)が4番グリッドスタートを獲得しました。玉田誠はバットマンのデザインで参戦しました。
朝の大雨でウェットコンディションから晴れたばかりで、十分に乾いていない路面、というコンディションでした。(ロッシは、最初はグリップが良くなかった、と言っていました。)
シケインというスピードを落とすためのコースエリアで、うまいブレーキングを見せるロッシがポール・ポジション(1番グリッド)からのスタートで優勝しました。
ロッシが5連勝しました。

第8戦は、ラグナ・セカで行われたアメリカグランプリです。

ロッシとエドワーズのヤマハチームは、イエローストロボカラーで参戦しました。ピットの壁もイエローで統一されていました。レーシングスーツもイエローです。有名なコークスクリュー(狭くてカーブが連続しているうえに、前が見えない)と言うポイントがあり、ダウンヒルのような傾斜もある難関のコースです。

コースを知らないと先が見えない(ラインが取れない)部分があります。コースを知っている(経験がある)と有利です。

バロスは経験者でした。カピロッシ、チェカ、ビアッジは、過去に250ccクラスでラグナ・セカに参戦した経験がありました。

優勝は、アメリカ人のヘイデン(ホンダ)、2着もアメリカ人のエドワーズ(ヤマハ)、3着にイタリア人のロッシ(ヤマハ)でした。

バレンティーノ・ロッシとYAMAHA YZR-M1 その11」に続く

参考資料:MotoGP2005 OFFICIAL DVD 総集編

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脚注   [ + ]

1. 最も有利なスタート位置ポールポジションからスタートして1位になること
2. 地球にやさしい移動の仕方を推進する運動がsmart move。smart moveの具体的に取り組みには、公共交通機関を利用する、自転車や歩くことを活用する、車の利用を賢くする、長距離移動を賢くする、地域や企業など多人数の交通に際してCO2削減の取組を行う、などがある。